よくある質問
ずっと家にいることを許しても将来のことは大丈夫でしょうか?
ずっと家にいるという状況が続くと心配になりますよね。
でも、それはおそらく何が原因で家にいるようになってしまったのか?わからなかったり、良くないイメージを持たれていることが原因で、そう思われてしまっているのではないかと思います。
もしも、その原因が「イジメ」だとハッキリとわかっていればどうでしょうか?
お子さんがそれでも学校へ行きたいと言ったとしても「学校へなんか行かなくてもいい!」と思われるのではないでしょうか?
では、なぜそうも簡単に「行く」「行かない」の気持ちが、逆転してしまうのだと思われますでしょうか?
それはきっとずっと家にいるのは「ダメなことなんだ!」と思い込まれていたり、決めつけられているからだと思います。
ずっと家にいることで、将来が不安定になられた方を知っておられますでしょうか?ご存知であるとかであれば、そう思われてもしょうがないのかもしれませんが、自分の経験上では、とりあえず学校へ行っていた方でも、将来が不安定になられた方もいらっしゃいますし、学校には行ってはいなかったけど、自分のやりたいことを、とことんやって大成されている方も沢山おられます。
となると、将来のことは今どのような状況であったとしても、どうこうなることではないように思われませんか?
もしも、そうであるならば「学校へ行かない」ことを選択されたお子さんの気持ちに寄り添い、心も体も安心して落ち着かれるように考え、行動をされた方が、どうなるのかもわからない将来のことを悩むよりも、得策だとは思われませんでしょうか?
昼夜逆転してしまっている子どもの生活が心配です
確かに心配ですね。
でも、よく考えみて下さい。
なぜ昼夜逆転してしまったのか?と・・・
もしかすると朝は家族と顔を合わせるので「誰かに何かを言われるのかもしれない」とか、昼間は学校に行けていないことを「誰かに何かを言われるかもしれない」とか・・・
お子さんが思っていたとしたら、どう思われますでしょうか?
夕方や夜は学校も終わっているし、誰もが家にいる状況なので安心していられる。とか、夜は家族が寝静まったら、自由にやりたいことができる時間!なのかもしれません。
あくまで憶測に過ぎませんが、そう考えるとお子さんの行動ひとつ、ひとつにヒントが隠れているとは思われませんでしょうか?
ぜひ、お子さんの体調を心配するのと同時に、お子さんの気持ちになって色々なシチュエーションを考えてみて下さい。
お子さんを観察し続ければ、今まで気づかなかったお子さんのSOSに気づける様になり、信頼関係を再構築することも時間の問題です。
学校に行かないと子どもの学力が遅れてしまわないか心配です。
最低限の基礎学力くらいは身につけさせたいです。
では、お尋ねします。
学校へ行く=勉強をする、ということなのでしょうか?
これは私事で申し訳ないのですが、学校には行っていましたが、勉強は全然していませんでした。
(うちの子と一緒にしないで!と怒られそうですが・・・)
何がいいたいのかといいますと、学校に行ったとしても勉強をするとは限らない!ということです。
他のことが気になり過ぎて、勉強どころではないかもしれません。
その場合の基礎学力が身につかない(学力低下)は、心配ではないのでしょうか?
どちらも心配というのなら、行っても、行かなくてもどちらにしても心配なだけで、なんの問題解決にもならないのではないしょうか?
やるべきことが出来ていないように見えるかもしれませんが、誰もがやるべきことをやっている訳ではないと思います。
でも、今何が必要かということをお子さんを中心に考え、どうしていくのか?ということをご家族全員が同じ方向を見ているということは、お子さんの安定に繋がるのではないでしょうか?
やるべきことを強要しないというのは、甘やかしではないのでしょうか?
そうですよね。
いっけん子どもが拒否する時って、面倒なだけだろうな?とか、感情が見えたように思ってしまいますよね。
でも、それは本当のところどうなのでしょうか?
思い込みや決めつけではないという、事実確認は出来ているのでしょうか?
もしも、その拒否が本当に心の底からの叫びであったとしたら、そしてそれが後々わかるなんてことが起こったらどうでしょうか?
ご自身がお子さんの立場であったとしたら、後になって「ごめんね!」と言われて許せますでしょうか?
自分はこの「思い込み」や「決めつけの方」が、実は「甘やかし」なのではないかと思っています。
なぜなら、やらない理由は親が思っているようなことではないかもしれません。子どもの気持ちを理解することなく一方的に決めつけ、強要しているのであれば、大人の世界で立場を利用したパワハラと同じようなものですよね。
では、どう判断すればいいのだと思いますか?
自分は、明確な理由がわからないのであれば、それは「甘え」や「わがまま」であると判断できないので、事実関係がわかるまで「決めつける」ことなく見守ることが必要なんだと思います。
もしも、明確な理由がわかったのなら、それから厳しく指導しても遅くはないのではないでしょうか?
将来や経済的な自立ができるか心配です。
そうですよね。
学校にも行かずにいると、就職もできないように感じますから、将来が不安に思えてしまうかもしれませんね。
でも、よく考えてみて下さい。
もしも高校や大学を卒業していれば、将来は安泰で、経済的に自立できる確約の様なものがあるのでしょうか?
自分はもうとっくに、そんな時代ではない様に思います。
ということは、学校を卒業していようがいまいが、将来のことが不安で経済的な自立ができるのか?心配なのは同じだ!ということではないのでしょうか?
そうであるならば、あわない学校関係の枠の中で嫌々適当に過ごすよりも、やりたいことを見つけて得意分野を伸ばす努力ができる環境の方がいい様に感じますが、いかがでしょうか?
子育て方法が間違っていたのでしょうか?
その様なことは決してございません。
むしろそのネガティブな感情が、子どもやご家族に悪い影響を与えてしまいかねません。
可能であれば、常にポジティブに過ごすことを心がけていただきたいですね。
そもそも正しい子育て方法とか攻略方法!みたいな、必ず成功するようなマニュアルがあるわけでもありません。
自由という言葉を間違って理解して、ただの放任に近い子育てを行なってきたというのであれば話は別ですが、そうでなければ子どもが100人いれば、100通りの子育て方法が存在しているのだと思います。
もしも子どもが学校に行かなくなってしまったとしても、それは単にその子がその学校の環境とあわなかっただけであり、環境が変われば望まれているような状況に一変することもあるかもしれません。
だから、誰かのせいとかではなく、これからどうするのかを真剣に向き合い相談していくことが重要ではないのかと思います。
そして、そのための準備ができるように相談するを確保することもお勧めいたします。
子どもが不登校になりました、具体的に何から始めればいいでしょうか?
何から始めればいいのか?
結論から申し上げますと、そんなに簡単に解決方法が見つかる訳ではありません。
不登校になった=ここ最近の何かが原因という。
簡単なことではありません。
不登校になるまで子ども達にとっては様々な葛藤があったと思います。
我慢をしてきた結果、限界に達する寸前に、学校へ行かないという選択肢を選んだのかもしれません。
よく「嫌になったから」とか「逃げているだけ」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
では、あなたは子どもの頃、嫌なことがあったから、もしくは逃げ出したくなったからといって、学校へ行かないという選択肢を選択しましたか?
先ずはその子の状況を把握する必要はありますが、とかく人は話したくないこともあります。
必要のない問題点を炙り出すようなことに時間を費やす様なことはせずに、お子さんが親御さんに話したくなるような、関係性を再構築することが必要かと思います。