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不登校、ひきこもりって悪いこと?

 

2022年度の「問題行動・不登校調査」の結果が文部科学省から発表されました。
全国小中学校の不登校児童生徒数は、過去最高の24万4940人、前年度からは24%増加していると報じられていました。

そこで家でもなく、学校でもない「子どもの居場所」として注目されているのがフリースクール。これだけの事態になるまでに既に「子どもの居場所」作りをされてきた所先輩方にとっては、今更感しか無いのではないだろうかと想像します。

まず、自分は「問題行動・不登校調査」という調査名からして、悪意があるように思えて好きではありません。そうではないお子様を育てられている親御さんが読むと「やっぱり問題行動なんだ!」とか「登校しないってどうなの?」などの前向きではない感情を生みかねない表現に疑問しかございません。

現在と過去との違い

ではなぜ?学校に行けない児童が増えているのか?についての可能性を少し考えてみたいと思います。現在の小中学生の親が当事者だった頃と今の学校の現状は、何が変わったのでしょうか?

1.個人情報が厳重に管理される様になった

2.パン給食の割合が少なくなった

3.ネットに関わる授業がある

4.週休2日になった

5.夏休みの期間が短くなった

6.安全面から集団登校になった

7.子どもの心に寄り添う教室(クラス)がある

まだまだあると思いますが、今回はこのぐらいにしておいて見解を述べていきたいと思います。

1~5の変化に関しては、多少の環境変動があったとしても、子どもに与える影響はそんなに大きくない様に思いますが、6・7に関しては大きな影響がありそうな感じがします。

6の集団登校に関してですが、小学校1年生であっても集団登校のため、全学年の授業が終わる午後3時頃まで学校から帰えることができません。

現1年生がどう思っているのかわかりませんが、自分の経験から想像すると正直しんどいですよね。まだ、小学1年ですよ・・・体力的にも精神的にも疲れ果てても仕方がありません。
そして、追い討ちをかけるように家に帰っても宿題の嵐!うんざりですよね。学校が嫌いになっても仕方がありません。

7の子どもの心に寄り添う教室(クラス)があることに関しては、すごく影響している様に感じています。なぜなら「通常のクラスにいるのがしんどくなったら、あっちのクラスへ行ってもいいよ!」という別の選択肢が当然の様に用意されているということです。

これらの選択肢は、子どもが自分から切り開いたものではなく、大人がよかれと勝手に用意した環境であって、子ども達にとっては、利用してもいいよという選択肢が、当たり前に存在しているということを前提に次の内容を考えてみて下さい。

大人の社会も同じだということ

では、あなたは会社での立場も、出世も、給料にも影響しない環境が用意され、辛くなったらいつでも隣の部署に行って休んでもいいんだよ!という選択肢が当たり前に存在しているとして、ある日上司からひどく怒られた時に、その場所にいたくない程のストレスを感じた後でも、同じ部署で通常通りの仕事を続けることは可能だと思われますでしょうか?

そして、その状況が数日続きストレスで潰されそうになった時に「今は休んでも良いから、また来れる様になったら戻って来ればいいよ!」と言われたとしてもあなたは会社に通い続けますでしょうか?

まさにそれと同じような状況が、子ども達の社会である学校の中では既に存在しているのです。それでも「しんどくても学校に行きなさい!」とあなたはお子さんに言えますでしょうか?

自分はよう言いません。
言えないばかりか、この様な状況を考えてみればおとなが良かれと思って作った「頑張らなくてもいい環境」を選択した後のことが、何も考えられていないだけなので子ども達の方が被害者ではないのかな?って思えてなりません。

そして、挙げ句の果てに「問題行動・不登校」などというレッテルを貼り付けてくるのですからタチが悪い。

だからこそ、おとなに振り回されている子ども達の将来を、もっと真剣に考えてくれるおとなが増えることを目指して活動を行なっていかなくてはならないと思っています。

 

最終更新日:2023/02/08(水)21:47

 
 
 
 
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