企画プログラムは、思考プログラムを経て何かやりたいことを見つけた児童が、自ら企画し実行していくプログラムです。
あくまでも子ども達が主体となり進行していきます。
例えば、絵を描くことが大好きなAさんには、もうひとつやってみたいことがりました。
それは物語を作ることでした。
でもあまり自信がありません。
そこでRunの企画プログラムに「人が幸せな気持ちになる物語を作れる様になりたい!」という企画書を提出しました。
サポートスタッフとの対話ミーティングの結果、これから習得したい「人が幸せな気持ちになる物語を作れる様になりたい」ということと元々の得意な絵を描くことを合わせて、オリジナルストーリーの紙芝居を作るところから始めることになりました。
なぜ紙芝居になったかというと、紙芝居だと見る人のことも考慮するならば、あまり長くない方がいい。
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なので短編ストーリーでチャレンジすることができるので、区切りもつけやすくなり、振返りの回数を増やすこともができるからいい。
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そして、得意な絵に関してもお話の中の一場面をどう切り抜き絵にするのか?が重要となるが、Aさんの場合は伝えたいことと絵で表現したいことを統一することができるのでやりやすくなるからいい。
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試行錯誤を繰り返しながら、紙芝居を作ることを通して見る人に感動を与えるために要なことは何かを探求することになりました。
素敵な目標ですね。
いつもこの様な形でうまく収まる訳ではないですが、答えのない問題とどう折り合いをつけていくのか?とか、どこをひと区切りとして、振返りを行うタイミング作るのか?など、社会に出た時にきっと役に立つであろう思考プロセスを、好きなことを通して当たり前に考えられる様になるまでとことん取組みます。
この繰り返しが企画プログラムの基本となります。